マイホーム、いくらかかる? いくら借りる? | 数字で考える家づくり
2025.06.18
こんにちは。エフディホームです。
憧れのマイホーム。一生に一度の大きな買い物と言われているのも納得で、こだわりがあるほど、住宅価格は大きく跳ね上がってしまいます。そんな時に知っておきたいのは、注文住宅の価格相場です。
価格相場を事前に把握しておけば、いざ見積もりを出した時に予算の調整がしやすくなるからです。こだわり抜いてすべての要望をマイホームに詰め込むのも素敵ですが、予算を決めて計画的にマイホームを建設するのも、とても大切。
そのような疑問を解決するべく、今日のコラムでは、愛媛県の注文住宅の価格相場についてご紹介。愛媛県での平均的な坪単価はもちろん、コストを抑えられるポイントについても詳しく解説します!愛媛県で注文住宅の建設を考えている方は、一度参考にしてみて下さい。
愛媛県の注文住宅の価格相場はいくら?
それでは早速、愛媛県における注文住宅の価格相場について解説します。注文住宅を依頼する時お世話になるのは、工務店・ハウスメーカー・設計事務所のどれかです。こちらでは分かりやすくなるように、それぞれの価格相場を比較してみましょう。
工務店に依頼した場合
工務店に依頼した場合の坪単価は、40万円~となっています。工務店と言っても1人体制だったり、全国でも有名な企業だったりとさまざまですが、基本的には地域密着型なイメージです。工務店のメリット・デメリットは以下を確認してみて下さい。
【メリット】
- 広告費なしで職人に直接依頼するため、坪単価が比較的安く抑えられる
- 地域密着型だから、地域に特化した住宅が完成する
- 設計や仕様の自由度が高く、注文住宅に向いている
- 実際に住んだ後も悩みを相談しやすい
【デメリット】
- 信頼できる会社かどうかを判断しづらい
- 最新設備やデザインに対応していない可能性もある
ハウスメーカーに依頼した場合
ハウスメーカーで依頼すると、坪単価は60万円~が相場となります。TVCMで見る会社や、全国で住宅建設をしている会社がハウスメーカーです。全国どこでも安定した住宅を提供するために、「○○シリーズ」など、ある程度規格が定まった住宅モデルがあることも。
建材も工場で大量生産していることもあり、高品質な住宅モデルが安定して建設できるでしょう。有名メーカーも多く、安心材料としてハウスメーカーを選択する方もいます。ネームバリューがあることで、どことなく信頼できるという部分もあります。
【メリット】
- モデルルームで見たイメージ通りの注文住宅に仕上がる
- 高品質であり、高技術である
- 流行デザインや最新技術を採用
- 保証制度が整っていることで、アフターフォローがしっかりしている
- ローンを組む際にスムーズ
【デメリット】
- 高品質なだけではなく、経費がプラスされるので坪単価は高めに設定
- ハウスメーカーが提案するモデル以外だと、高額になりやすい
設計事務所に依頼した場合
設計事務所に依頼する場合、坪単価は70万円〜と考えて下さい。設計事務所から建築士に直接依頼するシステムです。総工費のうちの10%〜15%が設計費として計上されますので、工務店やハウスメーカーよりも、注文住宅の建設費は高くなる傾向にあります。
その代わり、ご自身が思い描く理想のマイホームが完成しやすいでしょう。デザインや設計の自由度が高いから、よりこだわり抜いた注文住宅にしてくれるからです。
【メリット】
- こだわりのデザインを採用した注文住宅に仕上がる
- 狭い土地だったり、変形した土地でも、土地に合ったプランを提案してもらえる
【デメリット】
- 正規の設計費が採用されることから、建設費用は高額
- プランが決まった後でも総工費が判断しづらい
- ローンの申請だけではなく、諸々の手続きは自分で行うことになることもある
工務店、ハウスメーカー、設計事務所、3つの会社の特徴をお伝えしました。それぞれの魅力があるからこそ、依頼する会社は慎重に選ぶ必要があると言えるでしょう。
担当者によっても提案してくれるプランや金額が変わるので、即決するのはおすすめできません。注文住宅を依頼する時は、
- 実際に住宅展示場やモデルハウスに行って確かめる
- 初めから1つの会社に絞るのではなく、複数の会社から資料を取り寄せ、比較検討する
この2つはぜひ実行するようにして下さい。最低でも2社〜3社回るようにして、そこから最終的にご自身に向いている会社を見つけるようにしましょう。
愛媛県の注文住宅の坪単価
愛媛県で注文住宅を依頼するとなると、気になってくるのは坪単価です。予算と照らし合わせるためにも、まずは愛媛県の注文住宅の坪単価を知るようにしましょう。
愛媛県の注文住宅の平均坪単価
愛媛県の注文住宅の平均坪単価を紹介します。愛媛県だけではなく全国平均坪単価もあわせて紹介しますので、まずは下記の表を確認してみて下さい。
所在地 | 住宅の面積 | 建設費用 | 坪単価 |
全国 | 128.166㎡ | 3,354万円 | 86.4万円 |
四国 | 122.65㎡ | 3,097万円 | 83.3万円 |
徳島県 | 123.694㎡ | 3,127万円 | 83.4万円 |
香川県 | 125.346㎡ | 3,188万円 | 83.9万円 |
愛媛県 | 122.627㎡ | 3,034万円 | 81.6万円 |
高知県 | 117.894㎡ | 2,995万円 | 83.8万円 |
こちらの表は、「フラット35」を利用した方達のデータから算出されたものです。建設費用をまとめたものですが、坪単価が高額であることが分かります。さきほど紹介した坪単価より高いですが、これには意味があります。
建設費用には付帯工事費を含みますが、一般的な坪単価には付帯工事費が含まれません。これが坪単価が高額になっている原因です。ちなみに、付帯工事費は全体の約20%と言われています。
このことから考えると愛媛県の平均坪単価は、81.6万円×0.8(※80%)=65.28万円となります。
全国の坪単価86.4万円と愛媛県の坪単価81.6万円を比較してみると、愛媛県は比較的安値であることも分かりました。四国の中でも特に愛媛県は坪単価が安いので、予算を抑えられることにも繋がるでしょう。
ちなみに、全国の坪単価は東京都や大阪府などの都市部も含んでいます。これなら、坪単価が高額になってしまうのも仕方がないのかもしれません。
愛媛県の注文住宅の坪単価を都市部や地方と比較
更に坪単価を比較するために、愛媛県を含む全国の坪単価を更に詳しく見てみましょう。大都市の坪単価もまとめていますので、下記の表を参考にしてみて下さい。
所在地 | 住宅の面積 | 建設費用 | 坪単価 |
全国 | 128.166㎡ | 3,354万円 | 86.4万円 |
四国 | 122.65㎡ | 3,097万円 | 83.3万円 |
東京都 | 126.615㎡ | 3,934.7万円 | 102.6万円 |
大阪府 | 128.125㎡ | 3,513.4万円 | 90.5万円 |
愛知県 | 132.697㎡ | 3,576.7万円 | 88.9万円 |
福岡県 | 129.531㎡ | 3,297.9万円 | 84万円 |
愛媛県 | 122.627㎡ | 3,034万円 | 81.6万円 |
全国の坪単価を見てみると、予想通り東京都の坪単価が最も高値です。各県よりも15万円ほど高く、飛びぬけていることが分かります。しかし、ここで注目してほしいのは、東京都以外の坪単価です。
意外なことに、大阪府、愛知県、愛媛県は全国平均の坪単価とそこまで差額がないのです。こうなってくると、全国的な坪単価は県に各県によって大きな違いがないということになります。では、なぜ東京都だけ、こんなにも高くなってしまうのでしょうか。
1番の理由は、東京都の土地の制約です。まず、坪単価は延床面積が小さくなるほど高額になります。例えば、20坪の住宅と50坪の住宅があったとします。リビングやトイレ、キッチンなどの設備費用は、基本的に差はありません。
そして家の設計費や施工管理費も差がありません。このことを前提とすると、どうしても20坪の住宅の方が高い坪単価になってしまうということになります。ちなみに、家の形によっても坪単価に変動があるのはご存知でしょうか。安い順に見てみると、
- シンプルな正方形
- 縦長の形
- 凹凸のある形
となります。外壁面が広くなることで、坪単価が高くなる傾向にあります。だからこそ東京都では注文住宅の建設費用が高くなってしまうのです。一方、地方では土地に余裕があるところも少なくはありません。
変形した形というよりは、正方形の箱型な注文住宅になることが多いでしょう。土地も安く、都心部と比較すると、比較的コストを抑えながら住宅を建設できるようになっています。
つまり、東京都の住宅が高いのは土地の費用が高騰しているからということに繋がります。意外と坪単価や建設費はほぼ差がないので、内情を知ると、少しイメージが変わるかもしれません。
愛媛県で注文住宅を建てる際の予算目安やローン返済額
注文住宅を建設するに決めた後は、本格的な予算を決めなくてはいけません。しかし、予算と言ってもいまいちイメージが湧きづらいとなる方も多いのではないでしょうか。だからこそ、一度ここで注文住宅の予算目安や、ローン返済額をシミュレーションしてみましょう。
実際に愛媛県で注文住宅を建設した方々のデータから、予算の相場やローンの返済額を紹介します。相場を知っておけば今後の参考になりますので、ぜひチェックしてみて下さい。
愛媛県で注文住宅を建てた方の平均年収
注文住宅を依頼する時は、まず世帯年収を把握しておくようにしましょう。ちなみに、愛媛県の平均世帯年収は約524万円です。(※2021年フラット35利用者データ)
土地付き注文住宅を希望した方の平均世帯年収は、約583万円でした。参考までに、注文住宅を希望した全国の平均世帯年収は約602万円です。同じく土地付き注文住宅を依頼した全国平均世帯年収は、約639万円だということが分かりました。
年収に応じた注文住宅の予算相場
実際に注文住宅、土地付き注文住宅に必要な予算の相場をチェックしましょう。参考までに、2021年の愛媛県でのデータを紹介します。
注文住宅 | 土地付き注文住宅 | |
世帯年収 | 約524万円 | 約583万円 |
建築費用 | 約3,183万円 | 約2,943万円 |
土地代 | 0円 | 約1,031万円 |
持ち金 | 約508万円 | 約442万円 |
借入金 | 約2,603万円 | 約3,419万円 |
月々返済額 | 約8.7万円 | 約11万円 |
返済負担率 | 約22% | 約24.3% |
こちらの表を見てみると分かりますが、土地を保有しているのなら、注文住宅に必要なのは約3,183万円が相場です。逆に土地を持っていないのなら、約3,974万円必要と考えておく方がいいでしょう。
このことから分かるのは、注文住宅は年収の約6.1倍、土地付き注文住宅は年収の約6.8倍と考えて計画を立てるということです。注文住宅の予算相場が分かると、より一層マイホームの構想が進めやすくなるでしょう。
年収に見合ったローンの月々の返済額
月々のローン返済額を知るためには、まずは、返済負担率を確認しましょう。返済負担率とは、年収に占める1年間の返済額の割合のことを言います。ここではフラット35の条件を紹介しますが、
- 年収400万円以下なら返済負担率30%以下
- 年収400万年以上なら返済負担率35%以下
に定められています。毎月の返済が不安になってしまった時は、1度返済負担率を調べてみる必要があります。
注文住宅を建てる際に考えるべき諸経費
注文住宅の建設費用だけではなく、それ以外にも必要な諸経費についても予算を取っておくようにしましょう。ちなみに諸経費は、全体の10%〜12%必要だと言われています。
例えば、注文住宅の費用が3,974万円だった場合、諸経費は397万円~477万円かかるということになります。主に必要な諸経費を下記にまとめていますので、事前に把握しておくことをおすすめします。
【土地に関係する諸経費】
- 登記費用
- 仲介手数料
- 売買契約書印紙代
- 固定資産税
【建物に関係する諸経費】
- 司法書士の報酬
- 建築確認の申請費用
- 登記費用
- 地鎮祭や上棟式の費用
- 工事請負契約書印紙代
- 上下水道ガス引込費用
- 設計管理費用
- 地盤調査の費用
- 不動産所得税
【住宅ローンに関係する諸経費】
- ローンの手数料や利息
- 印紙税
- 司法書士の報酬
- 火災保険や地震保険
- ローン保証料
- 登録免許税
- 団体信用生命保険料
【上記以外】
- 家具や家電の購入費用
- 引っ越し費用
愛媛県で注文住宅を建てる際にコストを抑える8つのポイント
理想の注文住宅を建設するにあたって、どうしても気になるのは建設費用です。大きな買い物ですから高額になるのは仕方のないことではありますが、それでもできるだけ、費用は少なくしたいというのが本音ではないでしょうか。
そのような方に向けてこちらでは、愛媛県で注文住宅を建てる時のコストの抑え方についてレクチャーします!おすすめの8つのポイントを紹介しますので、注文住宅建設を検討している方は必見です。
①プランを提案してもらう時点で予算を少なめに伝える
まず初めに、予算は少なめに伝えることが大切です。例えば、予算が3,000万円だと伝えたとしましょう。すると依頼された会社は、予算3,000万円をギリギリまで活用し、その金額でできるプランを提案してくれます。
そこまではいいのですが、実際プランを進めていくと、最初に提示した3,000万円の予算が下回ることはほぼありません。更に微調整が入ることで、追加請求が発生する可能性も少なくはないのです。
つまり注文住宅の予算は、頭の中で描いている予算よりも少なめに申告するのがベスト。そこからプラスで請求されたとしても、結果的には思い描いていた予算に落ち着くでしょう。
②床面積を削る
材料費や工事費をカットするためにも、床面積を削るのはおすすめの方法です。床面積の角を削るという工程だけでも数十万円かかったりするので、床面積を小さくするというのは考えておいてもいいのではないでしょうか。
床面積が小さい=狭くなるとイメージしてしまうかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。窓ガラスを大きくしたり、廊下をなくしてしまうなど、意外と家の中を大きく見せることは可能です。
床面積が小さくなった分、余った土地にはバルコニーを設置するなど、新たな構想も出てくるのではないでしょうか。これまでになかったイメージも湧いて、より一層最高の家に近づくかもしれません。
③ドアや壁を必要以上に増やさない
ドアや壁を増やしてしまうと、その分の工事費用が増えることになります。将来必要になるかもしれない子供部屋の壁やドアを建設したいと考える方も多いのですが、カーテンで仕切るというのも1つの方法ではないでしょうか。
収納を増やしたいという声もありますが、こちらもカーテンで仕切るようにすると、その分の工事費用はカットできます。最初からドアを増加させるよりも、1度住んでみて、住み心地を確認してからドアを増やすかどうかを決めてもいいのかもしれません。
④窓を必要以上に増やさない
窓の設置数も最小限に抑えましょう。窓が増えると家が明るくなる、解放感があるなどの効果がありますが、断熱性能に影響が及ぶというリスクがあることも念頭においておきましょう。
断熱性能が下がってしまうことで、クーラーや暖房の効きが悪くなってしまいます。結果的に光熱費が上がってしまい、月々の負担が必然的に増えてしまうことになります。また、窓が増えすぎることで、防犯面でもリスクが出てきてしまう可能性があります。
⑤凹凸が少ないシンプルな家の形にする
シンプルな家の形ほど、予算はカットすることが可能です。凹凸がある形だと、内部構造がより複雑になることで、建設費用はどうしても上がってしまいます。できれば、1階と2階の壁位置が同じの「総2階」がおすすめ。
壁が同じことで耐震性能も上がり、より住みやすい注文住宅になったと感じられるようになるのではないでしょうか。おしゃれなデザインや形も素敵ですが、シンプルな作りこそが、1番住みやすく、低コストにもなるということです。
⑥洗面台やキッチンなどの設備のグレードを抑える
理想を詰め込みすぎるあまりに、実際に住んでみたら「普通の設備でよかったかも…。」なんて嘆いてしまうパターンもあります。キッチンや洗面台は、標準設備でも十分使い勝手がいいです。
最初からグレードアップするよりも、最初は標準設備にしておいて、後々グレードアップしていくというスタイルでもいいかもしれません。トイレも2か所設置するよりも、1か所の設置に留めた方が予算カットできます。
⑦ウォークインクローゼットやオープン収納のパントリーにする
棚やクローゼットを設置しようとすると、家具職人に依頼することで更に費用がプラスされます。費用を少なくしたいのであれば、ウォークインクローゼットやオープン収納のパントリーがおすすめです。
簡単な間仕切りだけで済むので、棚製作よりは低予算に抑えることができます。カットできるところはカットして、予算が膨らまないよう気をつけましょう。収納を増やすよりも、空間を広く取る方が快適さが増えるかもしれません。
⑧予算に関して柔軟に相談できる会社に依頼する
大手ハウスメーカーは高額、工務店は善悪が判断しづらいなど、会社によって満足度の高さは大きく変わることでしょう。高額な買い物ですから、当然予算は限られたものになります。その予算を無駄なく、大切に活用してくれる会社を選ばなくてはいけません。
もしまだ注文住宅を依頼する会社が決まっていないのであれば、エフディーホームを覗いてみるのはいかがでしょうか。理想に寄り添った注文住宅が実現するエフディーホームなら、各ご家庭に合わせた素敵なプランを提案してくれるかもしれません。
特に予算に関しては、柔軟に取り合ってくれる会社です。些細な質問や相談も気軽に引き受けてくれますので、1度エフディーホームをチェックしてみて下さい。愛媛県全域に対応している会社だからこそ、満足度の高い注文住宅が建設できるはずです。
愛媛県の注文住宅を検討している方はエフディホームへ
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